鬼の面を作っている3歳児。自由に作ってね、といっても、造形の体験が少ない子はできません。
年齢や経験に合わせて、先生たちは「決めてあげること」と「自由にできるところ」を用意します。すると、どんな子供でも、自分の裁量を生かして造形に取り組むことが出来ます。
絵が苦手な人に「さあ、自由にどんどん描いて!」といっても、困らせてしまうだけなのと同じ。
子どもたちの学びは、少しずつ、体験をもって行われていくのです。
それは、安心感でもあります。もっとやってみたい、もっと自由にしたい!そう思えるようになるまで、少しずつつないだ手を放していく。子育てに共通する感覚かもしれません。