
入園式の様子です。先生たちの劇を真剣に見ている子どもたち。百石幼稚園はたくさんの歌やお話しにあふれています。
子どもたちの根っこになる毎日の生活で、どんなことが行われているかがとても大事です。
どの子も育つ 育て方ひとつ とおっしゃったのは、スズキメソード創始者の鈴木慎一先生です。
小さいころからの環境の大切さをバイオリン教育を通じで体現されました。
親は日々の先生であり、毎日が子どもたちの学びです。レッスンに来る日以外の過ごし方が大切であることも話されています。
実際には、家庭で日々小さな子供たちの環境をよりよいものであろうとすることは、とても困難です。
なぜなら、親子だからです。親子というのは生活を共にします。親は疲れている日があり、悩んでいる日もあり、いつも子どもに全力で向かうことはなかなか叶いません。
それでも、良き親であり、良きモデルであるよう、そして子供たちを支え励ませば、子どもたちの可能性は大きく広がると鈴木先生は言います。
百石幼稚園は、家庭での生活も大切にしながら、集団生活だからこそ生きてくる活動や体験をとても大切にしています。
どんな活動をするか厳選します。流行しているから、子どもが喜びそうだから、簡単にできるからというような選択はありません。手間は子育てになくてはならないもの。保護者の方も家庭で頑張っているのだから、園では園でできることを十分に行いたい。常にその思いで保育を行っています。
むしろ、家庭では取り組めないような活動も沢山取り入れています。百石幼稚園だから出会えた学びも大切にしています。
そうして、子どもたちは日々自然の中で遊び、多様な体験を積み重ね、主体的に行動し、互いを認め合えるようになっていきます。
どんなときにも始まりがあります。新入園児は、これから「百幼っ子」になるべく、沢山の出会いと発見があるでしょう。
保護者の方も、ぜひこの短い子育ての「蜜月」を楽しんでください。時間を作って幼稚園の活動に参加してみることで、お子様の育ちや、子どもという存在の素敵さ、成長という素晴らしさを感じることが出来ます。
どの子も育つ 育て方ひとつ 育てるのは私たち大人です。一緒に取り組んでいきましょう。今年度もどうぞよろしくお願いします。