園舎は子どもの傘
お日様照ったら木陰になって、雨が降ったら雨宿り
外で元気に遊ぶ子の、安心できる傘になる。
主役は子ども、遊びが大事
たっぷり遊んで疲れたら、
ゆったり休めるやさしい場所。
遊びを中心に楽しみ、生活を展開させ、伸びやかに周りの環境とかかわり、子どもらしく且つ逞しい人間性を養いたい。
認定こども園百石幼稚園が日々の保育の核としている教育方針です。
教育方針にもある通り、子どもたちは毎日お外で遊びます。
自然の中で自分らしさを発揮しながら、のびのび過ごします。
遊び疲れたり、お腹が空いたり、少し休んだりしたい。そんなときに優しい園舎が子どもたちの傘になってくれます。安心できる場所があるから、またお外へ飛び出せる。
主役は子ども。園舎は子どもの育ちを支える脇役だから、穏やかでホッとできるお家のような場所でありたいと考えます。
[コンセプト]
The place to be happy!
集う人が幸せになる場所
素材
木をふんだんに使ったやさしい建物
塗料も主に自然のものを使用
家で過ごすように子どもも大人も、園内では靴なしで過ごします。
そのため、足に心地よい天然木のオスモフローリングを採用。場所によって、硬いオーク材と柔らかいパイン材を使い分けています。
床は、常に体に触れている場所だから、心地よさと自然素材を優先しました。
案内
言葉や文化を超えて伝わる案内板
ユニバーサルデザインです
多様な年齢・言語・国籍の子どもや家族に対応できるよう、室名札は万国共通の数字を使いました。クラスの年齢を示していますが、説明するときに数字と色でわかりやすくなっています。
また、大人のトイレは見つけやすい色で統一。みんなが安心して使えるデザインです。
名前
言葉はイメージを作る
活動が広がるネーミングで
各部屋には、楽しい活動がイメージできるユニークな名前がついています。
職員で頭を合わせて考えました。下記の他にも、おひさま広場や星空ステージ、3minutes cafeなど、いろんな場所にいろんな思いが。
子どもも大人も、自由な発想でのびのびと過ごせる工夫です。
空間
多様に使える空間
様々な活動に対応できます
一つの空間を多様に利用できるよう、緩やかな区切りで作られています。勉強会をしたり保護者が集ったり。子どもたちのアート活動も、日々の遊びも。フレキシブルに変わる空間は、みんなの想像と活動をどんどん広げます。オンライン講座にも対応
物語
ステンドグラスに込めた
園の物語と成長への願い
玄関を入ると、優しい光のともるステンドグラスがあります。園の四季と歴史の物語を描いたそれは、子どもたちへの成長の願いも込められています。玄関を彩る園のシンボルとしても。
制作:green glass 木村万季 デザイン:MEGUMI
流れ
導線は、人の流れを生み
新鮮な空気は、快適な空間を生み出す
外と中をつなぐ大きなデッキは、子どもたちの動きを外へと促します。
また、空気の流れを作ることで、夏でも涼しい風を感じられる建物に。回遊できる空間づくりは日頃の子どもやスタッフの動きを滑らかにし使いやすくなっています。
2歳児ルームを抜けると、きらめきポットにでます。そこから、ぐるっとおひさまひろばへ。普段は教室として、行事やイベントのときは、活動に応じて最短距離で移動したり、あえて遠回りして活動を楽しめます。
0、1歳児ルームはランドリーに直結。作業時間を短縮できます。
想い
子どもの成長を願う
たくさんの人の想いが集まって
子どもの成長を願い、認定こども園百石幼稚園を大事にしてくださる皆様の想いが、新園舎にはたくさん詰まっています。
眼には見えないけれど、想いのエネルギーは、子どもたちを温かく包み込んでくれます。